- アーティスト: ART-SCHOOL,ACO
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/10/19
- メディア: CD
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2005年の秋に出たこのアートスクールの「PARADISE LOST」っていうアルバムは、ジャケットが好きで今もCD棚に面出しして飾っています。この青の色の感じが「過去」っていう感じで清潔感があってとても好きですね。PARADISE LOSTなのに清潔っていうのもアートスクールというバンドの矛盾に満ちた視点、フィルターを表しているように思います。
このアルバムは買った当初は後半5曲が好きだったんだけど、今ではほとんどどの曲も同じぐらいの感じで好きで、1曲目から最後までずっとかけて終わったらまた最初からかけて、ということができる、アルバムとしてとても優れた作品なんだなと思います。
アートスクールを聴きはじめたのは2002年だからもう10年近く聴いていますが、自分でもよくこんなに聴いてるなーと思います。「PARADISE LOST」を聴くのは、きまって少し体調が悪いときで、なぜかはよくわかりません。
上のyoutubeは2曲目の「Black Sunshine」っていう曲で、「あんな事をヤったって生きのびる」というところを、以前は割と皮肉にとらえて聴いていたけど、最近は自分への赦しみたいなニュアンスで聴いています。スピッツの「ズルしてもまじめにも生きていける気がしたよ」とちょっと近い感じで聴いています。今も「あんな事をやったって生きのびるのかー電力会社は」とかは思うわけですけど。ちょっと何言ってるかわからなくなってきました。
アートスクールっていうと初期の初期のころの楽曲が強烈で濃くてそのころの魅力というのは常軌を逸するものがあったと思うけれども、「PARADISE LOST」のサウンド追求をしてつくりあげられたどっしりした作品性っていうのもすごいなーと思うので、もっとたくさんの人が聴けばいいのになーと思います。