20110916

これは3月14日に波多野さんがyoutubeにUPした曲ですが、最近また繰り返し聴くことが多いです。そして何も持っていない私だからこそできることが何かないか、考えています。

私は東京に住んでいて、今も前と同じ会社に毎日行き、実質的には何も不自由のない生活をしている。でも情けないことに、3月4月は疲れきっていました(クソ都知事選もありましたね)。月曜日から金曜日までは9時半〜21時22時まで働き、土日はずっと寝ていました。本当にずっとです。金曜日の夜1時とか2時に寝て、目が覚めると土曜日の夕方6時とかなのです。そして起きて掃除したりなにかごはんをつくって食べたりお風呂に入ったりして、夜の10時11時とかになるともう眠くてたまらないのです。そして寝てしまい、起きると日曜日の夕方6時です。そんな感じでした。(まあ今も多少マシになったものの割とそんな感じです)

私がこの半年でしたことは、募金だけです。少しのお金ですが、それが誰かの体や心を暖めるものになることを祈るしかありません。

私は諦めることがデフォルトになっているような人間です。国に期待したことなどありません。大体、人に期待したこともないのです。他人にも自分にも期待などできません。

たぶんこれからもできないと思います。でもそれならそれで、別の角度からでも変わっていかなければいけないと、それだけは直感で分かっています。自分がなにかすること、それしかないです。

「大きな一枚の絵を僕は描いてみたい」。それは何かを望むということだと思います。何かを望むというのは、私にとってはとても難しいことです。自分に何度も何度も問いかけて、正直な気持ちを掴み出さなくてはならない。そんなことできるんだろうか。

それでも波多野さんの声を聴いていると、「望む」ことは恐ろしくも素晴らしいことのように思えてくるし、大きな一枚の絵を描くことはとても楽しそうだ。

高校のとき、ベニヤ板21枚分の大きな絵をみんなで描いた。いつもは教室で机に座って窓の外を見ている女の子が、体育祭の時に自分の顔を絵の具で塗っている絵だった。ハレとケを表し、自分で自分を塗り変えていくことを表していた。

なんかそんなこと思い出した。