イベントのこと

なんか書くときに、すぐ躊躇してしまう。今日もこれを書くにあたって迷った。その原因の大部分は自己防衛で、「今さら何言ってんだよ」って思われたらどうしようとか考えているからである。でもこの気持ちも1年後には跡形もなく消えてしまうんだろうな、と思ったので書いておくことにした。

2010年2月19日に、まつきあゆむさんと<1億年レコード発売記念イベント「2000人twitter公開生録音〜人生はオフ会だ〜」>というイベントを企画しました。企画と言っても、まつきさんに「こんなことやってみたいんですけど」と言って、色々相談をして、会場の手配をしたりなんだりかんだりといった程度なんですが、このイベントに関わらせてもらって、考えたことが山ほどありました。

当日たくさんの人に来てもらってとても良い雰囲気でイベントができたこと、「2000人twitter」という素晴らしい曲が生まれてその瞬間をたくさんの人と共有できたこと、が最も良かったことだと思うのですが、それに次いで、まつきさんと会場にちゃんとお金を払えたこと、まつきさんに合ったイベントができたことが、個人的に嬉しかったです。

その日から良くも悪くも、私の中でイベントのハードルが上がりました。自分にブランドや魅力がないのだから、「ギャラをちゃんと払うこと」「そのアーティストに合ったイベントをやること」、最低限この2つをクリアしないと、私がやる意味はないだろうと考えるようになりました。あと「イベント=祭り」なのだから、ワンマンライブなどとは違うわくわく感を出演する人・来てくれる人・傍観する人に呼び起こさなければという気持ちが強くなりました。

そんなことを考えていたらイベントができなくなってしまって、1年間経ってしまいました。そうです、これは壮大な言い訳です。

イノセントワールドに「様々な角度から物事を見ていたら自分を見失っていた」という歌詞があります。ああだこうだと考えているばかりで動けなくなるのは本当に良くないことだ、腐っていく原因だと、自分を戒めたいと思います。

2000人twitterは本当に色々なタイミングが合って、心ある人のたくさんの協力を運よくもらえて、開催することができました。打ち合わせも当日もとても楽しんでやることができました。

もしまたイベントがやりたいなら、これからはタイミングを待つんじゃなくて自分でしっかり動かないといけないなあと思います。多分ほかの人は当たり前に何でもなくできていることだと思うのですが、私のようなちょっとアレな人間にとってはなかなか難しいことです。あまり無理をするのもアレですが、このジェリコの壁は割りたいです。