2020年1月21日

先日、久しぶりに小山田壮平ツイキャスをたまたま見ることができた。わりと長い時間やってくれて、radioheadの「No Surprises 」のカバーもやったりした。小山田壮平の歌う「No Surprises 」は当たり前のように良かった。そんなの良いに決まってるやないか。

そんなことがあった翌日、radioheadの公式サイトがリニューアルされて、オンライン・アーカイブ・サービス「Radiohead Public Library」っていうのが始まった。で、それの記念ということで、ストリーミングサービスで1992年のデビューEP「Drill」などの配信も始まったというので、聴いている。最近あんまりradiohead聴いてなかったのだが、これがきっかけで昨日と今日はいろいろ聴いてた。学生の頃は「radioheadはやっぱりOK Computerだよね」などとイキって言っていた私だが、本当は「Pablo Honey」が一番好きだった。根がダサいので。。。でも今はそんなこともない。「In Rainbows」というアルバムもかなり好きだし、曲で言ったら「Pyramid Song」が好き。

ツイキャスで言っていたのだが、壮平さんは最近自動車教習所に通っているらしい。それを聞いて、自分が学生の頃に免許をとった時のことを思い出した。確か春休みだったと思うのだが、軽音サークルの友達と一緒に山梨の教習所に合宿で行って免許をとった。合宿には私たちと同じような学生ばかり来ていて、みんなで一緒に講習を受けたりご飯を食べたり、夜は花火をしたり近くのコンビニに行ったりした。私の友達は、そのなかの一人と付き合うことになり、その人は後日私たちのライブを見に来てくれたりした。私には特にそういったキラキラした恋とかは降ってこなかったけれど、それでも今思い返すと、あの合宿の日々はなかなか学生っぽいというか青春っぽいというか、数少ないそんな思い出だなと思う。それから、一人の教官とバンドをやってるみたいな話になり、その教官も「僕もバンドをやってて、結構ちゃんとライブとかもやってるんですよ」と言っていて盛り上がったりしていたのだが、最終日にその教官が「帰ったら聴いてみてよ!」と自作のデモCDをくれた。私は「まじっすか!」と喜んで、東京に帰って、一緒に合宿に行っていた友達とそのCDを聞いてみた。そしたら、なんか、ダサかった。「これ、ダサいね。。。」「うん、そうだね。。。」と言って、二人でなんかちょっと落ち込んだ。なんだかこのCDを聞いたことで、非日常のちょっと浮かれた合宿の日々が終わったことを思い知らされた感じがしたのだ。結局、その友達も合宿で出会った恋人とは後に別れてしまったらしい。

でも、もうずいぶん昔のことなのに、この合宿のことは案外覚えていたりする。人の記憶って変だなあと時々思う。どうでもいいことの方が覚えていたりする。