ねこラジ

今日はかまってちゃんの「ねこラジ」という曲を20回くらい聴きました。

この歌は、ねこがこたつを蹴飛ばして塔にのぼる歌です。

この曲は最初から最後まで、どこを聴いてもぎゅんぎゅんくるけれど、<どこまでもどこまでもどこまでもゆく>、<上へ上へ駆けのぼってく>というところで後ろに流れているキーボードの音が悲しすぎて切なすぎて、心が痛くなりました。

塔の伝説を信じて、月の光に導かれて、ねこは塔をのぼります。
おじいちゃん、おばあちゃんに「僕はゆきます」と言って、ねこは塔にのぼります。

なんだか、こうやって書いていると、昔話、おとぎ話みたいです。
それも、どうしてかは分からないけれど、悲しい結末が待っていそうな気になってしまって、胸が痛いです。

どこまでもどこまでもどこまでもゆくねこはどんな気持ちなのか、想像しました。それでちょっと辛くなりました。

私はこのねこが首尾よく地上に戻ってこれることを、心の底から願っているんだなあって思いました。

あと<痛いセリフ一つ吐いて ねこはニャンとゆくゆく>というフレーズは、自由律俳句のようで、実に美しい文章だなあって思います。<アイムソーリーなんていうか 行ってきまっす>も大好きです。