Yarn

YOMOYAの最新アルバム「Yarn」が6月のじめじめどんよりな気分を少し乾かしてパステルカラーをのせていってくれるような感じがしています。

上の動画は1曲目の「Baby」。「アクセル」と「あくせく」で韻を踏ませる歌詞が、確かにそこにある焦りと不安を、魔法を使って地面から浮かすようで、好きです。

私は、軽やかでおしゃれでカフェでかかっても違和感なさそうな音楽というのは嫌いではないんですが、そこまで入り込めないというか、自分には本質的に関係ないものだなあと思ってしまう節があるんですが、YOMOYAの音楽のことがこんなに好きなのは、そこに「本当は深刻だからこそ工夫して軽やかに伝えてる感じ」や「考え抜いた末の諦めの後のはじめの一歩みたいな青空」が見え隠れするからなんじゃないかなあと思います。

「また会うためにさよならしよう」と思うことは、川を飛び越えるみたいに勇気のいることだと思う。


Yawn

Yawn