Best Regards

1月15日にperfect piano lessonの10周年ワンマンライブに行ったときに、来場者全員に「10周年ささやかCD-R」という2曲入りのCD-Rプレゼントがありました。

これの1曲目に「Best Regards」という曲が収録されています。「Best Regards」というのは友人への手紙の最後に書く結びの言葉で、ざっくり言うと「よろしく」「お元気で」みたいな意味です。この曲は、perfect piano lessonから私たちファンへの、10周年の結びの歌なのだなあと思いました。私たちに語りかけるようなギターとベースではじまり、すぐにあの軽やかで乾いていて少し曇り空の、でもどこかキュートなPPLの音が炸裂します。

この曲は白根さんの少し高い声で歌われるその歌詞がすごく本音のような気がして何回も聴いてしまいます。最初から最後まですごく色々考えたくなる歌詞なのですが、まあ全部載せるのもアレがアレなので、最後のとこだけ書くと<Thanks for the being so kind, Thanks for hurting so much more, Thanks, Even if you'd forget about us sometime>、和訳は<優しくしてくれてありがとう/それ以上に傷つけてくれてありがとう/ありがとう/例えみんながいつか僕たちのことを忘れる日が来るとしても>。これ深いなあと思います。あらゆる人間関係に当てはめることができるような歌詞なんじゃないかと。「それ以上に傷つけてくれてありがとう」って思えたらけっこう世界は変わるんじゃないかと。みんなが自分のことを忘れても、自分が忘れないことがアレでアレなんじゃないかと。

10年間あのかっこいいバンドを続けた人だけが鳴らせる、大きな曲だなあと思いました。

あとperfect piano lessonを聴くといつも年とってもバンドやりたいなあと思います。残響スコアも出るしコピーしてみたいです。