思ったことは瞬間に言葉にしないと消えていく

2011年が始まったので、ブログをはじめてみました。

あけましておめでとうございます。

第1回目のブログは、1番最近買って聴いた音楽について書きたいと思います。

http://matsukiayumu.com/yourlife/

それは、まつきあゆむ(うさぎの着ぐるみアイコンの自宅録音家)が2010年12月31日にリリースした「あなたの人生の物語」というダブルアルバムです。

<「愛の目覚め」編>に13曲、<「人生の物語」編>に16曲、つまり全部で29曲入っていて、2000円です。syrup16gの「HELL SEE」が15曲入り1500円でその当時(2003年)その安さに結構驚いたものですが、それより全然安いわけです。

このアルバムは、まつきあゆむ(2010年末に冬コミに行ったことで有名な自宅録音家)に直接注文メールを送り、銀行振り込みかpaypalで2000円払うと、データが送られてきて、ダウンロードするという形式です。

私は12月30日までに振込みをすませていたので、12月31日0時0分に、まつきあゆむ(なんだかんだで全裸アイコンが一番馴染んでいると思われている自宅録音家)からメールが来ました。ダウンロードするのに40分くらいかかったけど、今ダウンロードしている人がいろんな場所にたくさんいるというのを想像すると、なんかいいなと思いました。

まだ2周ぐらいしか聴いてないんだけど、今のところ、「あなたの人生の物語」は、いつも自分のそばに置いておきたい、心強いアルバムです。

改めて、まつきあゆむの「時代の空気をパッと掴んで、バシッと遠くまで投げる」才能には、「すげーな!」と思うし、その飛んできた球を受け止めるとき、「私もやったるよ!この球投げ返すよ!」的な決意の芽を出させるものがあると思います。なんか、これを、「ポップ」という言葉で片付けたくはないなと思います。だから、ほかの名前を考えたいです。「マツキンテ」とか「マツキントン」とか「マツキントッシュ」とか。。。。(いまいちだってわかってるよ・・・!)

2010年まつきあゆむtwitterでフォローしていたファンとしては、twitterでの著作権問題あーだこーだ事件から生まれた「ミュージックサルベージ」やインターネットラジオ「ほうかご実験クラブ」のリスナーからの相談話から生まれた「ベンチウォーマー」などを聴いていると、みんなの2010年の写真アルバムみたいな感じもあります。

「ワイワイワールド〜僕らの高エネルギー融解加速器」のドタドタしたリズムは、毎朝「もう帰りたい」と思いながらばたばた出社する僕らの足どりみたいだし、「太陽系のブルース」のギターは、予定のない晴れた土曜日にナタリーを見ているPCに差し込む太陽の光みたいです。

こんな風に「あなたの人生の物語」を聴いていると、私にとって「音楽の未来」なんて壮大な話はピンとこなくて、ただ大好きなアーティストから届くZipファイルに、いつまでもわいわいはしゃいでいたいと思うのです。